SOSのモールス信号
短点3つ、長点3つ、短点3つ。あいだを切らずにひと続きで。世界でもっとも知られた遭難信号であり、その意味について語られることのほとんどは間違いです。
...---...
短点3つ、長点3つ、短点3つ。区切らずにひと続きで送ります。
この速度では画面が毎秒3回を超えて点滅します。光の点滅に弱い方は、速度を7WPM以下にしてください。
SOSは本物の遭難信号です。緊急でないのに電波・光・音で送ると救助の手をふさぐことになり、多くの国では犯罪にあたります。ここでは学ぶため、聞くためだけに使ってください。
3文字ではなく、ひとつの符号
SOSは...---...を、ひと続きの信号として送ります。ふつうなら
文字と文字のあいだに入る3単位の切れ目を、ここでは入れません。S・O・Sと区切って送る人は、
別のものを送っていることになります。そして耳で聞けば違いは分かります。
切らないからこそ、条件の悪いところでも聞き取れます。短短短・長長長・短短短というまとまった リズムは、個々の信号が半分沈んでも形が残ります。
何の略でもない
Save Our Souls、Save Our Ship、Send Out Succour。どれも後からつけられた語呂合わせです。
SOSが選ばれたのは1906年のベルリン無線電信会議で、理由はひとつだけ。もっとも単純で、 ほかと聞きまちがえようのない並びだったからです。
それ以前はCQDが使われていました。1904年にマルコーニ社が定めたもので、CQは全局への呼びかけ、 Dはdistressです。ただしCQDはマルコーニの装置でしか通用せず、しかもふつうの通信に紛れやすい 音でした。1912年のタイタニックは、両方を送っています。
送ってよいとき、いけないとき
SOSは本物の遭難信号です。緊急でないのに電波・光・音で送れば、救助の手をふさぐことになり、 多くの国では犯罪にあたります。
遭難の段階には下の階層があり、どれを使うかで意味が変わります。
- SOS
...---...- 重大かつ切迫した危険。 ほかの通信はすべて止まります。 - XXX
-..- -..- -..-- 緊急。深刻だが、 ただちに命に関わるわけではない状態。 - TTT
- - -- 安全。航行警報や気象通報が これに続きます。
これらは海上無線電信の信号で、その業務は1999年に衛星による遭難通報へ引きつがれました。
光や音で送るとき
装置がなくても送れるのがモールス信号の強みです。懐中電灯、鏡、笛、金属を叩く音。 どれでも同じ形が伝わります。
ひとつだけ気をつける点があります。ゆっくり送ることです。受け手は数えねば ならず、しかも逆光や他の光の中で見ています。速く送っても伝わりません。 光の信号のページで実際に画面を光らせて試せます。
よくある質問
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SOSは何の略ですか
何の略でもありません。1906年に選ばれたのは、聞き分けやすい並びだったからです。Save Our Soulsなどはすべて後からの語呂合わせです。
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SOSはどう送りますか
...---...を、文字の切れ目を入れずにひと続きで送ります。区切って送ると別のものになります。 -
緊急でないときに送ってもよいですか
いけません。多くの国では犯罪にあたります。ここでは学ぶため、聞くためだけに使ってください。